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事例紹介:三菱重工

三菱重工業株式会社

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三菱重工業株式会社様 実績イメージ画像

三菱重工業株式会社は1950年1月に創立された日本の大手重工業メーカーで、その起源は1884年に始まった造船業に遡ります。  
「長い歴史の中で培われた技術に最先端の知見を取り入れ、変化する社会課題の解決に挑み、人々の豊かな暮らしを実現する」というミッションのもと、航空宇宙、船舶、エネルギー、プラント、機械、自動車、鉄道車両、産業用機械などの製造を手がけています。

2022年7月に、同社はお客様のビジネスモデルを変革するための新組織としてデジタルイノベーション本部を新設しました。  
そのー部門であるDPI部では、お客様や従業員の体験を向上することをミッションとしています。  
DPI部ではお客様を含めたタッチポイントの1つとして製品情報やドキュメントにアクセスできるプラットフォームを構築したいと考えていました。  
それには適切な閲覧権限と高度な検索体験で、ユーザーが求めている情報にスピーディーにアクセスできる必要がありました。

◎なぜDrupalが選ばれたのですか?

DPI部が部門として立ち上がる前から、情報の集約とデジタル化、および共有の仕組みは課題となっていました。  
そのため、部門の発足後間もなく、 DPI部は適切なソリューションの選定に取り掛かりました。  
DPI部がソリューションを選定する上で重要視した点は大きく3つありました。

1つ目は閲覧権限の管理機能でした。   
お客様の所属する組織や購入ステータスによってページ単位でのアクセス権限を制御する機能により、製品を購入したことのあるお客様のみが閲覧できる製品情報やFAQ情報、また、購入前のお客様が閲覧できる情報を正確に出し分ける機能は必須要件となっていました。

2つ目は、既存システムとのAPI統合などができる拡張性を備えていることでした。  
同社はお客様と従業員のユーザ認証を統合するシステムを保有しており、プラットフォームへのログインに必要な認証システムとAPI統合をするカスタマイズの余地があることはプラットフォームの選定における重要な要件の1つでした。

3つ目は、Drupal外のデータレイク(BOX)と連接し、BOX内の情報に対する検索を実現する検索機能の拡張性があることでした。

Drupalはこの3つの要件を満たしていましたが、部門内にはDrupalでのシステム構築経験を持つエンジニアはいませんでした。  
DPI部はDrupalにおけるインフラ環境のセッティングやCI/CDなどのDevOpsツールから、カスタムモジュールの開発、運用までを幅広くサポートする体制が必要だと感じており、それらが搭載されたDrupalのマネージドサービスであるAcquia Cloud Platformは魅力的なソリューションでした。

◎プロジェクトの概要

2022年7月にDPI部はAcquia Cloud Platformの採用を決定しました。  
社内開発メンバーによって特定部門の製品情報のデジタル化プロジェクトを発足し、「まずは作ってみる、使ってもらう」ということを目標にアジャイル開発を進め、2023年5月にサイトをローンチしました。  
このローンチでは、閲覧権限の制御、検索結果でのキーワードのハイライト、WordやPDFなどBOX上のアセットをサイト内検索に含める機能が実装されています。

Acquia Cloud Platformを採用したことで、DPI部のエンジニアは新規機能の開発に集中することができ、短期間でのサイトローンチを実現することができました。  
このサイトは特定部門の製品とコンテンツを対象にローンチしたもので、プロジェクトのファーストステップにあたります。  
DPI部は今後も利用部門のフィードバックを受けながら、多言語化や、他事業部への展開などプラットフォームの機能拡張を進め、同社のデジタル化を推進していく予定です。

◎主要モジュール、及びモジュールが選択された理由

  • Acquia Connector
  • Acquia Search

Acquia Cloud Platformを採用したことで、DPI部のエンジニアは新規機能の開発に集中することができ、短期間でのサイトローンチを実現することができました。

出典:https://www.acquia.com/jp/resources/case-studies/mhi