オープンソースCMS Drupalの導入『CrowdSolving』
Drupalの知識と実績を豊富に持ち、 適確なアドバイスをいただきながら、 要件や仕様をスピーディーに決めることが できました。
インフォコム株式会社様
データサイエンスグループ プリンシバル データサイエンティスト
齊藤様(右)
データサイエンスグループ データサイエンティスト
福江様(左)
DRUPALサイト『CROWDSOLVING』
インフォコム株式会社様は、携帯電話事業者、一般企業、医薬医療関係の機関や官公庁、教育研究機関のお客様向けに情報システムの企画・開発・コンサルテーション等を通じ各種ITソリューションを提供するとともに、携帯電話やスマートフォン等へのコンテンツやe-コマース等の提供や情報通信システムの企画・運用・管理等の各種サービスを提供する事業を展開されています。 デジタルサーカスでは日本初の懸賞金モデルによる、データ分析・予測モデル作成のコンペサイト「CrowdSolving」の開発をオープンソースCMSのDrupalで構築いたしました。
インフォコム株式会社 : http://www.infocom.co.jp/
データ分析・予測モデル作成のコンペサイト『CrowdSolving』
CMS(Drupal)の導入に至ったきっかけ、背景を教えてください。
今回、私(齊藤様)が企画をしたクラウドソーシングサイトには、会員マネジメント機能など、様々な実現したい機能があり、その開発やコンテンツ制作をよりスピーディーかつ低コストで実現する必要がありました。
その為には、スクラッチ開発が良いのか、CMSで構築するのが良いのかなど、どのような方法であれば実現できるのかを調査しました。その結果スクラッチで の開発は長期的には自由度が高いという利点がありましたが、いちから作るには時間もコストもかかる為、今回のサイト構築には向いていないことが分かりまし た。 一方で、CMSを利用することにより、時間、コスト面においてより有利に実現できることが分かったため、CMSの導入を決めました。
そして、このクラウドソーシングサイトで実現したい機能をリストアップし、それらを実現する為にはどのCMSが適切か調査しました。その結果、特有のモ ジュール機能など、汎用性を備え持つ『Drupal』が一番適していることが分かり、CMSの中でもDrupalを起用することに決めました。
また、CMSの調査をしている中で、今回実現したい機能を持つ類似サイトは、ほとんど『Drupal』で構築されており、米国で多く導入されていることも知りました。
数多くの開発会社の中から、デジタルサーカスにご依頼いただいたきっかけをお聞かせください。
CMS(Drupal)の導入を検討している中で、開発を依頼できる会社を見つける為に、検索エンジンで「Drupal 開発」というキーワードで検索をかけました。 その結果、デジタルサーカスさんが検索結果の上位に表示され、ホームページを拝見したところ他社よりDrupalの開発実績が多くあった為、問い合わせをいたしました。
実際に代表の田口様とお会いし、ディスカッションしていく中で、こちらが伝えたいことをよく理解してくださり、お打合せも非常に進めやすい印象を持ちました。 またデジタルサーカスさんに依頼した場合、他社と比べて、半分以下の期間で実現可能だと知り、今回のDrupalの導入はデジタルサーカスさんにお任せすることに決めました。
CMS(Drupal)の導入により、効果や反響はありましたか?
CMS(Drupal)を起用したことによる一番の効果は、早くスタートを切れたことです。
今回はDrupalの標準機能だけでなく、カスタマイズベースの開発が多くありましたので、開発にはまとまった時間が必要でした。そのため、早く開発に着 手できることが何より重要でした。システムを早く立ち上げるという目的のためにも、CMS(Drupal)を導入して非常に良かったと思います。
運用面につきましては、機能性が高い『Drupal』の管理画面を使いこなせる様になるまでに多少の苦労はあったものの、管理ツールの操作に慣れてしまった現在は非常に楽に運用できています。
また、今回開発した機能としてログイン時の新規会員登録の手間を考慮し、SNSのアカウントでもログイン可能にするSNS連携機能を導入したことで、ワンクリックですぐにユーザー認証が可能になり、ユーザー新規登録時の負担が軽減されました。
現在は、FacebookとGoogleの2つのアカウントでログイン可能ですが、Facebookのアカウントでログインしているユーザーは、全体の1 割~2割程のようです。現時点では、当初想定していた程の比率ではありませんが、一定の効果はあったのではないかと感じています。
デジタルサーカスの担当者の対応、サービスのご感想、評価をお聞かせください。
今回のコンペ機能の開発では、要件決めから実装に至るまで、幾度も打合せを重ね、じっくりと議論を致しました。こちらから投げかけた疑問や要件に対し、こ ういう場合にはこういう可能性があるというように、具体例を用いて分かりやすくご説明いただいたり、Drupalではどのような実装が望ましいかを、こち らの要件とうまく擦り合わせていただきながら、適確にお答えいただきました。特にコンペ機能は今回のクラウドソーシングサイトには非常に重要であり、拡張 性が高い機能である為、このようにご対応いただき大変助かりました。
また、リリース前後には、スピードを求めていた為に生じた障害もありましたが、原因追求から解決まで、こちらの要件を満たす解決方法を調査していただき、日々の進捗レポートを随時いただきながら、今の形まで落とし込む事ができました。
スピード重視の開発には、本来はアジャイル開発が望ましいのですが、今回のように素早くCMS(Drupal)に関するアドバイスをいただきながら、要件 や仕様をスピーディーに決定していくには、デジタルサーカスさんのように知識と実績を豊富に持ち、こちらからの要望にも応えていただける半アジャイルのよ うなプロジェクトの遂行が、非常に望ましいと感じました。
今後のサイトの展望をお聞かせください。
現在はUIの改修など、サイトのバージョンアップに向けてのミーティングを続けておりますが、今後の目標は、会員数を数万人に増やすことです。具体的には、2年後に1万人、5年後に5万人になっていることが目標です。
また、ユーザー同士のコミュニケーションがとれたり、1つのコンペにみんなで協力しながら問題に取り掛かれるようなSNS機能の導入を検討していきたいと思っています。
デジタルサーカス団長からインフォコム株式会社様へ
システムのプロフェッショナルであるインフォコム様にDrupalを評価いただけたのはとても光栄です。CrowdSolvingのお仕事をさせていただ いてから、「ビッグデータ」という言葉を身近に感じるようになりました。コンペデータを評価する機能については、汎用性を保ちつつ運用しやすくする仕様に ついてずいぶんと議論をさせていただきました。データサイエンティストの世界もかなり奥が深そうで興味深々です。これからもよろしくお願いいたします。
今回齊藤様、福江様には、お忙しい中、貴重なお時間を割いていただきました。この度はご協力、誠にありがとうございました。
デジタルサーカスでは、これからもお客様の声をもとにサービスの向上に努めて参ります。