子供のころに見に行ったサーカスは、あっ!と驚くような技とドキドキする楽しい芸でわたしたちに夢を与えてくれました。
そしてそれは、決して魔法ではなく、団員の日々の努力と工夫、練習によって不可能に思えることが目の前で実現されていきました。
わたしたちデジタルサーカスは、インターネットの誕生からこれまで目まぐるしい変化の時代の中で、時代を先取りするチャレンジ精神と最先端のIT技術力を両輪に、斬新で新しいサービスを開発、実現してきました。
そしてこれからもインターネットテクノロジを駆使したワクワクドキドキするような新しい独創的な価値を創造し、優れた商品や心を込めたサービスを提供する。それが私たちの喜びであり使命だと考えております。
また、デジタルサーカスの団員は、情熱を持って仕事をこなし、人生を楽しむことを大切にし、ひとびとに感動と夢を伝える集団でありたいと思っています。
同じ舞台に立つ団員仲間をいつでも募集しています。
MISSION-ミッション
私たちはオープンなソフトウェアコミュニティのプロダクトでビジネス活動の「グローバル化」と「ビジネス風土改革」を推進します。
デジタルサーカスは、1999年の創業から最先端のインターネットテクノロジとオープンソースソフトウェアを駆使し、世界中の技術者とつながりながら日本企業のグローバルビジネスを支援してきました。2008年よりオープンソースソフトウェアのコンテンツ管理システムである「Drupal」の導入サービス提供を開始し、現在は日本におけるDrupalのリーディングカンパニーとして、Drupalの導入・カスタマイズ・保守サポートサービスを提供しています。
オープンソースソフトウェアを利用することは、単にソフトウェアのコードを共有するだけでなく、その理念を共有することでもあります。ソースコードが公開され誰でも利用可能であり、特定の企業に独占されず誰でも参加し貢献できるオープンソースソフトウェアの理念に私たちは賛同しています。オープンソースソフトウェアの理念・哲学は世界を変えており、その大きな流れはまだ始まったばかりです。オープンソースソフトウェアの普及を事業として行いながら、自社の利潤のみを追求するのではなく、コミュニティを基盤にノウハウや成果を共有し発展させていくことでビジネス風土を変えていくのが私たちの使命です。
VALUE-バリュー
デジタルサーカスが求める人材と社風(Core Values)
デジタルサーカスの団員になる人は、自由でオープンな場を愛する心を持ち、他人と違う個性と創造力を発揮したいと考えている人です。また情熱を持って仕事をこなし、人生を楽しむことを大切にする人です。
「 プロフェッショナリズム 」
プロフェッショナルとして自ら考え行動する
ステージではいつ何が起こるかわからない。常に一人前の団員として一流の仕事の準備を怠らない。
- いるべき時間にいるべき場所にいる
- 決まった集合時間、集合場所を守る
- 状況に応じてリモートワーク、オフィスワークなど最適な手段を使い分ける
- 誰かの指示を待つのではなく自分が貢献できることを提案し実施する
- 入社一日目であっても議事録作成、テストなどできることを自ら率先して取り組む
- 筋道立った報告をする
- 原因・理由を説明できるようにした上で報告する
- 約束した期日を守る
- 内容や期日を把握し約束通り完了させる
- 知らないことを自主的に学ぶ
- 知らない用語や概念が出たら次のミーティングまでに理解しておく
「 顧客 」
顧客に誠実に接する
チケットを買って観に来るお客様を大切にする。ヘマをすれば二度と観に来てくれないかもしれない。
- 顧客の判断に必要な情報を提供する
- 顧客の知りたいことに正確に答える
- 顧客のためになるのであれば、我々にとって厳しい選択肢であっても提示する
- 顧客のために言いにくいことも伝える
- トラブルに真摯に対応する
- ミスを隠さず、謝罪し、再発防止に努める
- 悪い情報ほど早く伝える
「 探求 」
本質を追究する
陳腐にならず大胆なショーを安全に続けていくために考え抜く。
- 論理的かつクリエイティブに考える
- 常識にとらわれず「なぜ?」を考える
- 新しいアイディアを試す
- 改善を継続する
- 一段上の品質を目指す
- ノウハウを社内外にシェアする
「 心理的安全 」
誰をも等しくリスペクトする
多種多様なクセあり団員たちが安心して協力できる環境を維持する。
- 人格否定をしない
- 否定する時は人格ではなく意見や行動について否定する
- オープンにカジュアルに話し合う
- YES/NOの意見表明は、互いの立場を問わず、聞く
- 言いたいことは言葉にして自ら対象者に伝える
- 多様性を尊重する
- 同調圧力をかけない
- 国籍、人種、宗教、性別、容姿、体格、ライフスタイル、考え方などによるあらゆる差別を禁止する
「 チームワーク 」
チームのゴールにコミットする
極限のショーは信頼できる仲間としか作れない。お互いに信頼できるチームを作る。
- 傍観者にならない
- 問題の解決のために自分ができることを探す
- 個人の成果よりもチームの成果を最大化するように行動する
- 自分の興味・関心のあるなしだけで行動を決めずチームのために求められる行動をする
- メンバーの困難はチームでも解決する
- 困難な状況こそチームで協力して立ち向かう
自律型組織
自律型組織の考え方
●自律型組織ってなんですか?
関わるメンバー全員が常に当事者である意識を保ち、意思を持って課題に取り組んでいけるような組織です。例えば組織の中での意思決定におけるフローは、ピラミッド型でも逆ピラミッド型でもなく、ネットワーク型またはパラレル型であることが望ましいです。各メンバーは自分の課題に対し、他のメンバーの意見を取り入れながら、最終的に自ら意思決定を行います。決定事項を生み出すまでの思考ステップは、外的要因ではなく内的要因に影響されることが望ましいと考えます。この特徴だけを聞くと、個人の意思が課題に大きく反映されるという点で不安を抱く方もいることと思います。しかし私達はそれぞれチームで活動し、チームメンバー同士の意見を傾聴し合うことでその不安を補うことが可能になります。
自律型組織には様々なタイプが存在します。以下では参考になるサイトと書籍を2つご紹介します。
・ホロクラシー経営
https://holacracyone.com/about/#h1-structure
・ティール組織
マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現, フレデリック・ラルー (著), 嘉村賢州 (解説), 鈴木立哉 (翻訳) https://www.reinventingorganizations.com/
上記でご紹介したフレデリック・ラルー著書である”ティール組織”の中で、彼はティールパラダイムの特徴を以下のように提示しています。
- 自分の内面にある確信に沿って意思決定を行う
- 他人の顔を身に纏わない。自分の顔を身に纏うこと
- 欠点ではなく、長所を見る
- 右脳的な感情(直感)を重視する
- 何かが正しいとか決めつけない
- 自分と全体とが連続している
- 権限との付き合い方が、もっとフラットになる
また、ラルー氏は “生命体・生態系は、全体性、複雑性、そして高い意識に向けて常に進化し続けている。”という思想を組織にも適用し、組織そのものが生命体として活動し、構成要素である各メンバーそれぞれが ”自己実現欲求”(アメリカの心理学者、アブラハム・マズローの五段階欲求の最上位)の実現を目指し成長し続けることで、その集合体である組織自体も自然と成長していくことを推奨しています。
もちろん、これらのプロトタイプを盲信し無理やりに現在の組織に取り入れるのではなく、それぞれの組織タイプに適した自律型の組織構造を創り出すことが望ましいです。
●なぜ自律型組織を推進するのか
デジタルサーカスは創業時から、メンバーの自由と自主性、会社の透明性と公平さを大切にしてきました。その根底にあった考え方は、従来型の組織は常識に縛られて人間が自発的に働く仕組みを妨げており、もっとシンプルに人間らしく働く仕組みがあるはずだという信念に基づくものでした。自社の自由でオープンな組織づくりを追求し試行錯誤する中で、そのような組織形態は「自律型組織」というジャンルで組織論の研究対象となっていることに気付きました。そういった文献やオープンソースコミュニティの事例を参考にしつつ社内の仕組みとして積極的に取り入れ、今では「品質の追求」や「開発効率の改善」と合わせて「自律型組織の推進」が社内の日常的な取り組みになっています。デジタルサーカスは自律型組織を推進することによりメンバーの働く喜びと会社への帰属意識を高め、またそれが社会のロールモデルとしになり周りに普及していくことを目指しています。
●透明性
業務を進行するための売上、作業時間、収益を含む全ての情報はチームのメンバがいつでもアクセスできるようになっています。毎年の社内決算報告会は新入社員やアルバイト含むスタッフ全員誰でも参加可能です。
組織構成
デジタルサーカスでは、自律型組織化への取り組みとして特定の活動に対応するチームおよびグループを設置しています。
チーム
スクラム開発プロジェクトの為のチーム
ギルド
専門的業務の為の活動グループ
タスクフォース
短期間の社内プロジェクトの為の活動グループ
各活動チームおよびグループの活動方針・計画、業務ルールなど、活動に関わる多くの決定事項は構成メンバー同士の話し合いによって決定します。
スクラム
アジャイル開発のフレームワークとしてスクラムを採用し、各チームがスクラムのプラクティスに準拠してミーティングや情報共有を行っています。
チーム制
スクラムの基盤となるのが自律的に活動する開発チームとなります。 4〜8名からなるチームごとに開発プロジェクトを担当し、チームが全責任を担いプロジェクト進行と顧客サービスを実施します。 チームはフラットな構造を保ち、各メンバーは肩書きを持ちません。皆で話し合いながらその時々で必要な仕事を分担します。
ギルド
インフラやマーケティングなど専門性の高い業務について、開発チームとは別に機能別のグループ「ギルド」を設置しています。 ギルドは希望者が誰でも参加でき、業務時間の中の一定の割合をギルドに振り向けることができます。 希望者が提案して新しいギルドを設置することもできます。
タスクフォース
短期間の社内プロジェクトは希望者が提案して「タスクフォース」を立ち上げることができます。新製品開発や社内の短期的な課題は有志によるタスクフォースで進められています。
自律運営のチームには、それぞれの構成メンバーの思想が反映されます。それ以外にも、プロジェクトの全構成メンバーの活動思想の影響も受けながら、開発活動を行います。それゆえ、チームは有機体のような性質をもち、常に一定ではありません。集合体としての成長を促すことが可能になります。常に変化する環境に身を置くことに不安を覚えることもあるかと思いますが、この変化には外発的変化と内発的変化が混同しており、後者の内発的変化については各構成メンバーの自発的意思を反映することが可能な環境となっています。これは、ギルドやタスクフォースにも同じことが言えます。
各種取り組みの紹介
デジタルサーカスでは、チームやグループ毎に定める取り組み以外にも、会社としての以下のような取り組みを実施しています。
チーム間調整MTG
チーム内で解決できない課題はチーム間調整MTGを招集して解決します。 各チームから代表者が集まり、チーム間のリソース調整や採用、技術的な課題などについて解決案を話し合います。
All Hands
全員参加の月1回のAll Handsと呼ばれる全社会議を開催しています。 All Handsでは各チームが前月の活動実績と翌月の活動予定をみんなに共有します。 有志による勉強会やワークショップもこの日に開催しています。
1on1
役員とスタッフの間で個別面談を年に数回実施しています。1on1ではメンバーの取り組みや成果、課題などについてフランクに話し合います。役員はメンバーの現在の状況についてヒアリングをすることに重点をおき、求められた場合はアドバイスや改善への手助けを提案します。
OKR
会社やチームの目標管理の仕組みとしてOKRを採用しています。 OKRはIntel、Googleなど多くのIT企業が実践している目標管理手法です。 4半期ごとの目標と達成すべき指標を宣言し、チームメンバは決まった目標に対して最優先で取り組みます。 四半期ごとに達成度合いの振り返りと次の四半期の目標の設定を行い、それを繰り返します。
資格取得支援制度
デジタルサーカスでは、下記の資格の取得を奨励しています。これらの資格の受験料は会社負担になります。
カルチャー
デジタルサーカスはチームとしてのカルチャーを何よりも大事にしています。
わたしたちが創業以来ずっと大切に守り続けているカルチャーは、次の3つです。
自由
デジタルサーカスのメンバには各自のライフスタイルに沿って幸せに明るく働く自由があります。ここには多様性を尊重して各メンバがありたいままの自分でいられる自由があります。自分が着たい服を着て、食べたいときに好きなものを食べる自由はもちろんのこと、休みたいときに休む自由、意思決定の自由、情熱を持って好きなだけ仕事をする自由、成功をみんなでお祝いする自由など、ビジネス社会のさまざま制約があるなかでより多くの自由を得ることを皆で目指しています。
オープン
デジタルサーカスでは年齢や立場によらず、考えたことを率直に話すことの価値を重要視しています。相手がお客様であろうと立場が上の人であろうと、正しいと考えたことを率直に語り、誤りがあったときは素直に認め、誰もが隠し事をせずに正直に話し、相手に正しく理解されることに努めることを大切にしています。
フェア
誰にでもチャンスを公平に用意し、年齢、性別、学歴、国籍など、実力以外のいっさいのものにはこだわらず、機会を平等に与え、評価を公正に行うようにしています。すぐれた成果を挙げた人には賞賛と報酬を与え、勇気ある失敗をした人にも次のチャンスが与えられます。
代表メッセージ
20世紀に世界全体が経済成長や生産性ばかりを重視した結果、環境問題や職場でのメンタルヘルスの問題などが先進国を中心に発生しています。21世紀にはその反省として環境やメンタルに配慮したビジネス活動が求められてきます。わたしたちデジタルサーカスはオープンソースの導入ノウハウを武器に、日本のビジネス社会を変革していく事業を行っています。
会社設立時もいまも、「制約の多いビジネス社会の中で、自由でオープンでフェアに働ける空間を作り維持する」ことをいつも考えています。それは私自身が、サラリーマン生活を通じて「ここは自分の居場所ではない」と常に違和感を感じていたことが原点にあります。
オーバーワーク、個性の埋没、正論が通らない、長期休暇がとれない、女性が活躍できない・・・そんな日本のビジネス社会の典型パターンを打破して、個人の価値観や生き方を重視した、一見非効率だが長期的にみて効果的な企業経営を目指しています。そのため一人一人の従業員の個別事情や希望を尊重しており、在宅勤務、週3日勤務、海外勤務、インセンティブ制度など多くの柔軟な勤務形態や報奨制度を導入しています。デジタルサーカスが発展してそれが社会のロールモデルとなり世の中を変えていくのが私たちの目標です。
私たちデジタルサーカス団員と一緒に世の中を変えていく仲間を募集しています。興味を持っていただいた方は是非一度当社のオフィスにお立ち寄り下さい。お待ちしています。
代表取締役(団長) 田口 健
勤務地の所在地
東京都港区南青山3-5-10