Drupal 11
Drupal 11
2024年8月2日に最新バージョンである『Drupal 11』がリリースされました。
Drupal 11の導入でより充実した最新テクノロジーを体験してください。
*Drupal 7は2025年1月5日にサポート終了予定、Drupal 8、Drupal 9は既にサポートが終了済みです。
Summary
Drupal 11の概要
複雑な設定を簡単に適用できるレシピ
レシピは新しい実験的な機能です。コンテンツタイプやユーザーロールといった予め定義された設定をサイトに適用することで、レシピを使ってDrupalに新しい機能を即座に追加することができます。独自のレシピを作成して共有/再利用をしたり、他の人が作成したレシピを適用したりすることができます。
本番サイトでの堅牢なコンテンツステージングワークフロー
ワークスペースモジュールはコンテンツの変更を管理するための強力なツールセットを提供します。1つのサイトで複数のワークスペースを使用することで、新しいコンテンツのステージングやサイトの全面的な見直しをプレビューできます。本番サイト上で直接編集を続け、準備ができたらステージングした変更を公開することができます。
シングルディレクトリコンポーネントによるフロントエンド開発の簡素化
Drupalはテーマ作成において、シングルディレクトリコンポーネント方式をネイティブでサポートするようになりました。これによりコンポーネントに基づいた簡素化されたフロントエンド開発のワークフローが提供されます。各コンポーネントに必要なコードはすべて単一のディレクトリ内に存在し、自己完結型で再利用可能なものとなっています。
Flow
Drupal 11へのアップグレード手順
- STEP01
ホスティング環境を確認する
ホスティング環境が Drupal 11のプラットフォーム要件に適合していることを確認します。
- STEP02
Drupalコアを10.3にアップデートする
Drupal 10.2.x以前のバージョンを使用している場合はまず10.3.0以降にアップデートします。
- STEP03
スキャフォールドファイルを確認する
Drupal 10からDrupal 11へのアップグレード時には、.htaccessなどのファイルを含むすべてのDrupalコアファイルが変更されることが予想されます。もしスキャフォールドファイルを変更している場合は、アップグレード後に適用有無を確認できるよう、その変更を記録しておきます。
- STEP04
Drupalコアモジュールとテーマを確認する
Drupal 11では、Drupal 10で廃止された複数のDrupalコアモジュールとテーマが削除されています。Drupal 10で廃止されたモジュールの使用を停止するか、データベースを更新する前にコードをDrupal 11にアップグレードする際に拡張機能のコントリビュートバージョンをインストールする必要があります。
- STEP05
コントリビュートモジュールとプロジェクトを更新する
Upgrade Statusを使用して互換性を確認し、コントリビュートモジュールを更新します。
- STEP06
カスタムモジュールとテーマを更新する
カスタムモジュールやテーマを使用している場合、Drupal 10で廃止されDrupal 11で削除されたコードを置き換える必要があるため、Upgrade StatusとDrupal Rectorを使用してそれらを更新します。
- STEP07
Drupalコアをアップデートする
Composerを使いDrupal 11へアップデートします。
Upgrade
その他アップグレード情報
Drupal 11にはDrupal 7サイトを新バージョンに移行するための移行ツールが含まれています。詳しくは Drupal 7のサポート終了についてをご覧ください。