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デジタルサーカスの新製品『Risley』ができるまで

2021年3月、新商品Risley(リズリー)をリリースしたデジタルサーカス。
プレスリリース記事

なぜリズリーなのか、なぜ今パッケージ商品なのか、
本日はカタログや公式ページには載りきらない、リズリー誕生の背景をお伝えいたします!


製品名Risleyの由来

デジタルサーカスの新製品リズリー(Risley)は、実在した人物「リチャード・リズリー・カーライル(Richard Risley Carlisle)1814年 – 1874年5月24日* Wikipediaより」にインスピレーションを得ています。 アメリカの曲芸師で、サーカスの興行主だったリチャード・リズリー・カーライル氏は、リズリー教授の芸名で、仰向けに寝ながら子供を足でジャグリングする大技などを披露し、客席を沸かせました。

日本で初めて興行し、それにとどまらなかったリズリー

1864年、リズリーはサーカス団を率いて日本に来日。西洋式のサーカスを初めて日本で興行しました。日本はまだ幕末の頃です。さらにリズリーはこれにとどまらず、この後日本の芸人を集めて一座を編成。一座でアメリカで渡り、アメリカで興行します。

このリズリーの話は、デジタルサーカスが開発するサービスやサービス開発に取り組む姿勢にとても重なるものがあります。今回の製品リズリーは、オープンソースCMSのDrupalをベースに作成されています。Drupalは誰でも無料で利用できるサービスではありますが、導入してみると見えてくる課題がある。そもそも、Drupal導入を検討する企業様が抱える課題は、Drupalでシステム構築をすれば解決という簡単なものではなく、もっと根幹の部分で解決したい悩みを抱えている。
優れたソフトウェア製品「Drupal」の特性を活かしながら、さらに風土に合わせたニーズに応えられる姿にサービスを発展させる。デジタルサーカスはDrupalを一歩先へ進めることを決断しました。

ちなみにリズリー教授、日本で初めてアイスクリームを製造、販売もしたそうですよ。なんとも幅が広いお方。
そんなクリエイティブな個性をもっている側面も、デジタルサーカスにぴったりはまりました。



グローバル企業が抱える潜在的な共通の悩み

どの企業様も、サイトを構築することで解決したい悩みや、普段サイトを運営していて感じる困り事をお持ちです。
多言語サイトを得意とするDrupal。
このDrupalに興味をもたれ、ご相談にお越しいただく企業の方々のお話をお伺いすると、どのグローバル企業様も共通して抱えている、サイト運営上の課題が見えてきました。

#投資/ノウハウの分散
  • 各国がサイトに異なるシステム基盤を使用しており、ライセンスや運用費用が国ごとに発生している
  • 各国の運用状況を本社が把握できずブラックボックス化してしまう
#ブランドイメージの不統一
  • サイトの見た目が国や地域ごとに大きく異なっている
  • 本社が気づかないうちにブランドガイドラインに反したコンテンツが掲載されてしまう
#非効率なワークフロー
  • 各エリアからのコンテンツ掲載前のレビューや承認をメールベースで行っており手間が煩雑
  • コンテンツ掲載に時間がかり、かつ頻繁に誤りが発生する

こうした課題は多くの場合、サイト運営ルールや担当者教育によって解決を試みられますが、運営ルールを定める一方で、利用される国の文化や情報に応じられる柔軟性もなければいけない。柔軟性とともに、ブランドが規定する制限を設けるという、2つの両立が必要になります。
システムは本来使いやすさがなければ浸透しないため、サイトの使いやすさはシステム開発の大前提ですが、ユーザーに共通のルールを敢行できるようにするのもシステムだからこそできる点です。
Risleyは、Drupalによるサイト開発にとどまらず、こうしたサイト運営上の課題解決にも役立つシステムを目指しました。



リズリーの主な特徴

こうして開発を進めたリズリーは以下のような特徴があります。

  • グローバル展開している企業がひとつのシステム基盤で運用できる
  • 独自コンテンツや独自機能などローカライズが可能
  • ライセンス無料
  • Drupal9の標準機能を利用しながら、さらに企業向けのカスタマイズができる
  • ニーズに合わせた権限付与や、リッチなコンテンツ制作機能、SEOに有効な機能を標準で装備
Risleyの機能概要を見る

パッケージ化のメリット

Risleyにはライセンスフリーで、グローバル企業がワークフローで必要になる細かい権限設定や拡張モジュール、担当者が簡単にページ作成できるコンポーネントなどが搭載されています。 こうした機能をパッケージングするメリットは まず、利用される企業様の開発コストの削減です。必要な機能を新たに独自開発するのではなく、パッケージを利用することで、同様の課題を抱えている企業様とうまくコストシェアができ費用を抑えることができる。 また、もう一つの大きなメリットは運用保守ノウハウの蓄積です。

パッケージ商品の成長

Risleyは、もちろんグローバル対応や、モジュール拡張など細かな機能ひとつひとつにおいても利用メリットが大きい製品です。それに加えて、「パッケージ」商品ならではの魅力も見逃せません。
今後Risleyがどんどん成長するのが開発した私達自身、非常に楽しみです。


デジタルサーカスが自信をもっておすすめできる新製品、
リズリーに興味をお持ちの方は、お気軽にご連絡ください。

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