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合同セミナーへのご参加ありがとうございました!

先週金曜の2021年7月16日、トランスパーフェクト社と当社デジタルサーカスによる合同セミナーを開催いたしました。
セミナーは対談形式で進められ、当社からは代表の田口が登壇しました。団長、お疲れさまでした!

そして当日、貴重なお時間を割いてご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました!
普段Drupalを扱う社内にいる当記事筆者の私も、強くうなづける話や、なるほどと思う話が多く出てきて、参加して良かったと思えるセミナーでした。

残念ながら今回ご都合が合わずご参加できなかった方や、事後にセミナーを見つけられた方へ、そして当日ご参加いただいた方々にも、セミナーであがっていた内容を当社の話を交えながら、少しご紹介させていただこうと思います。


Web CMSのDrupalと翻訳管理システムGlobalLink

多言語サイトが得意なDrupalですが・・

セミナーで田口からも話が出ていましたがDrupalは、サイトの多言語管理が得意なCMS(:contents management system)ですが、
残念ながら翻訳機能がついているわけではありません。
サイトページの翻訳は、別で翻訳会社さんなどに行ってもらう必要があります。

そこで、トランスパーフェクト社が扱う「GlobalLink」のようなTMS(翻訳管理システム)のAPIと連携するメリットが出てきます。


翻訳管理システムの利点

DrupalをTMS(翻訳管理システム)のAPIと連携すると、翻訳の依頼や受領を、Drupalの管理画面で完結できるようになります。
エクセルやワードに翻訳したい文章/単語を書き出して翻訳会社に依頼する手間を、大幅に削減できます。

トランスパーフェクト社のGlobalLinkでは、「翻訳メモリ」という今までの翻訳を蓄積するDBのような機能によって、更新の差分箇所のみ翻訳できたり、ブランド名や製品名、業界用語などをあらかじめ登録しておける「用語集」という機能もあります。
翻訳が必要な箇所をピンポイントで出せるので、コスト面でも導入メリットが大きそうですね。


多言語展開でCMSを使用する理由

CMS(コンテンツマネジメントシステム)のDrupalは、GlobalLinkのような翻訳システムとの連携によるメリット以外にも、多言語サイトや支社単位での複数サイト展開などを考える際に、使うメリットが沢山あります。
セミナーでこちらも話題にあがりましたが、グローバルに各国展開をしているような企業だと、各リージョンがそれぞれ独自のページを作成したり、言語が違うため本社がそのコンテンツを把握できなかったりと、管理が煩雑になるケースが多々あります。同じブランドなのに、国によってユーザビリティの全く異なるサイトができているということも珍しくありません。

そこで役立つのがCMSです。Drupalでは、オリジナル言語のサイトをベースに多言語展開でき、同じプラットフォームを使って各国担当者がサイト管理を行えます。国ごとに編集権限を付与したり、もちろんその国独自のコンテンツを追加することも可能。ブランド統一、コスト最適化、ブランド管理といった面で、CMSは非常に力を発揮します。

少しお知らせですが、当社デジタルサーカスでは、このDrupalをベースに多言語サイト導入パッケージ「Risley(リズリー)」を今年リリースしました。ライセンス費用無料のパッケージ商品です。
【日本企業向けパッケージRisley(リズリー)】



多言語サイト展開の苦労

セミナーでは、Drupal導入ベンダー・TMSベンダーの観点から、苦労話も出てきました。

  • Druoalの一部のアドオン(拡張モジュール)は多言語対応していないので選定が重要。
    コンテンツ項目に対する設定もかなり細かく設定できる分、どのような設定をするか丁寧に考える必要がある。
  • これまでExcelやワードで翻訳管理をしていた国の担当から、強いプッシュバックをされることがある。上層部による導入決定で終わりではなく、どうしてGlobalLinkを導入するのか説明をしたり、各地域の担当者同士が繋がれるようにすることも大切。

多言語サイトを開発する上での注意点や、運用ルール設定などのほかにも、そのシステムを浸透させるために行動する必要もあるんですね。
モジュールの選定やコンテンツの推奨設定、各国担当者への利用浸透など、実際にシステム導入をしているベンダーだからこそ、得ている知見や経験則がありそうです。
ほかにも、Drupalで多言語サイトを構築する際に、どの言語をオリジナルに設定するかや、米国英語・英国英語の振り分けの注意点なども話されていました。


サイトの多言語展開やDrupalにご興味のある方へ

デジタルサーカスは、Web CMSのDrupalを使った大規模サイト開発が得意な会社です。日本で始めてDrupalの公式サポーティングパートナーとして認定された企業として、数多くのお客様のサイトを手掛けております。
今回のセミナーのような多言語サイト導入にご興味のある方や、Drupalの利用を検討されている場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
すでにDrupalで運用されているサイトの保守/メンテナンスも行っています。

多くのサイト構築で経験値を貯めたスペシャリストが、お問い合わせをお待ちしております!

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